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秋に続いて、都市のメンバーの選んだ「春の俳句」です。
2012/ 03/ 29 春の句
山路来て何やらゆかし菫草 松尾芭蕉

さまざまの事思ひ出す桜かな 松尾芭蕉
両の手に桃とさくらや草の餅 松尾 芭蕉
春の海終日のたりのたりかな 与謝 蕪村
愁ひつつ岡にのぼれば花いばら 与謝 蕪村
白梅に明くる夜ばかりとなりにけり 与謝 蕪村
雪とけて村いっぱいの子供かな 小林 一茶
故郷やどちらを見ても山笑ふ 正岡子規
あたたかな雨がふるなり枯葎 正岡 子規
雀来て障子に動く花の影 夏目 漱石
大いなる花の菫に夜明け来し 原 石鼎
方丈の大庇より春の蝶 高野素十
椿落ち椿落ちこころ老いゆくか 三橋 鷹女
山又山山桜又山桜 阿波野青畝
外にも出よふるるばかりに春の月 中村 汀女
永き日のにはとり柵を越えにけり 芝不器男
囀をこぼさじと抱く大樹かな 星野立子

雛飾りつつふと命惜しきかな 星野立子
女身仏に春剥落のつづきけり 細見 綾子
春の雪青菜をゆでてゐたる間も 細見 綾子
ちるさくら海あをければうみへちる 高屋 窓秋
遠足の列大丸の中とおる 田川飛旅子
花の中太き一樹は山桜 桂信子
いきいきと三月生まる雲の奥 飯田 龍太
春蘭や男は不意に遺さるる 飯島 晴子
東大寺湯屋の空ゆく落花かな 宇佐美魚目
(主宰選)
サフランや映画はきのう人を殺め 宇多喜代子
囀やどれも空向く壜の口 中西 夕紀

にんじんのやうな子が欲し初燕 中西夕紀
山路来て何やらゆかし菫草 松尾芭蕉

さまざまの事思ひ出す桜かな 松尾芭蕉
両の手に桃とさくらや草の餅 松尾 芭蕉
春の海終日のたりのたりかな 与謝 蕪村
愁ひつつ岡にのぼれば花いばら 与謝 蕪村
白梅に明くる夜ばかりとなりにけり 与謝 蕪村
雪とけて村いっぱいの子供かな 小林 一茶
故郷やどちらを見ても山笑ふ 正岡子規
あたたかな雨がふるなり枯葎 正岡 子規
雀来て障子に動く花の影 夏目 漱石
大いなる花の菫に夜明け来し 原 石鼎
方丈の大庇より春の蝶 高野素十
椿落ち椿落ちこころ老いゆくか 三橋 鷹女
山又山山桜又山桜 阿波野青畝
外にも出よふるるばかりに春の月 中村 汀女
永き日のにはとり柵を越えにけり 芝不器男
囀をこぼさじと抱く大樹かな 星野立子

雛飾りつつふと命惜しきかな 星野立子
女身仏に春剥落のつづきけり 細見 綾子
春の雪青菜をゆでてゐたる間も 細見 綾子
ちるさくら海あをければうみへちる 高屋 窓秋
遠足の列大丸の中とおる 田川飛旅子
花の中太き一樹は山桜 桂信子
いきいきと三月生まる雲の奥 飯田 龍太
春蘭や男は不意に遺さるる 飯島 晴子
東大寺湯屋の空ゆく落花かな 宇佐美魚目
(主宰選)
サフランや映画はきのう人を殺め 宇多喜代子
囀やどれも空向く壜の口 中西 夕紀

にんじんのやうな子が欲し初燕 中西夕紀
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