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趣味豊かな里さんに、取って置きの楽しみを紹介して貰います。

2012/ 06/ 11
                 
      楽しい観察
                      
                   西尾 里



私が観察会に入って一番初めに覚えた虫の名が、「ホーネンタワラチビアメバチ」です。
長い名前で、歩き乍らも念仏の様にとなえて覚えたのです。
2センチ位の繭が草の葉の先にぶら下がって揺れていたのです。
糸も伸びて前だったら全然気が付かなかったでしょう。

それからは、歩き乍ら、上を見、横を見、そして草に何かいないかと目をこらす様になりました。

色も形も季節もそれぞれに全部違ってとても興味をそそられます。
尤も指導者の先生が分かりやすく説明して下さるので、楽しさに目覚めたのだと思います。

蝶のサナギを探したり、羽化しても全部大きさも羽の模様も全部違います。
其の他の昆虫達も食草も形も違って自然の不思議を感じます。
            蝶


同じ場所でも一月違うと、木々の緑も、鳥も、昆虫もそれ等を探してフィトンチッドの
林の中を歩くと何も見つからなくてもとても心が癒されますよね。

季節の移ろいを感じ乍ら歩くと、ふと俳句の季語を思ったり、言葉が思いついたり忘れない中に
メモをしたり、吟行とちがって焦る事もないし、家に帰ってまとめましょうとポケットにしまって、
又、葉の裏をひっくり返したり、木の幹の空き間を見たり、、、

子供たちが居ると、低い所の昆虫を見付けたりします。
お母さんが虫嫌いだと子供も嫌いでキャーッと逃げますね。

四季折々に小さな花も次々と咲いて季節を教えてくれるし、踏みつけられても平気で
実を運んでもらったり、夏には水中で生きる昆虫がいるし、自然は不思議で楽しいですね。

            花アップ


さあ拡大鏡と双眼鏡を持って里山に出掛けましょう。
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