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「都市」の勉強会を新人冬青さんが紹介します。

2012/ 08/ 04
                 
     現代俳句勉強会(山頭火)に参加して
       ――――初心者の緊張体験記――――
 
                     樋口 冬青

 
現代俳句勉強会は毎月第三木曜日に、“まちだことばらんど”で
開かれます。
5月から3回にわたって「山頭火」を勉強する、と知ったのが
5月16日夜のことでした。翌日が山頭火第一回、という日です。

山頭火については、今勉強している定型句とは大分雰囲気の異なる、
詩のような句を作る人、という認識しかありません。が、だからこそ
興味は多いにありました。

しかし、「あした」とはあまりに急な話、準備はなにも
してありません。是非参加したいと思ったものの、
「テキストは?」「幹事さんに連絡してからの方がいいかしら、
でも電話番号は?」と、と不安材料ばかり。

でも、「まずは実行」と思いきって会場まで行ってみました。
少し早目に到着した会場にはどなたもいらっしゃいません。
鍵までかかっていました。これはどうしたことか、
まさか急遽変更に?などと少々不安を感じつつ廊下で待つことに。

         恐竜
        

然う斯うするうちに一人来二人来、開錠された会場には
20人ほどの方がお集まりで、ざぼん句会で見知った顔も
ちらほらいらっしゃいます。
 
「山頭火句集(村上護編・ちくま文庫)」の句集部分をほぼ3等分して
3回に分け、1回分の中から五句を選句して持ち寄ります。

そして、選句した理由を発表しあう、という形式で勉強会は
進められていました。私はその五句を持参しておりませんので、
この日は拝聴のみ。

 後半の時間は、三句投句五句選句のミニ句会。句帳から
自信のないまま三句選んで(というより、やっと三句拾い出して)
投句しました。

投句された句を手分けして清記し、それを自身のノートに
写して、選句する。選句が終わったら、披稿される句を
作者名と共にメモしなければなりません。

これは初参加の身には眼の廻るような、また緊張する体験でした。
現在3回の勉強会を体験しましたが、未だに緊張の極み。
これは当分続きそうです。ベテランと云われるようになった頃、
「そういえばそんなことあったわね」なんて言える日が
来るのでしょうか。

これから初めて参加される方は、直接会場に行かないで
1階ロビーで会員の顔を捜してみてください。
幹事さんが参加費の集金や、選句用紙の受付などを
していらっしゃいます。私の場合はここをとばしてしまったので、
施錠された会場の前で不安感をもったまま待つことに
なってしまったわけです。

             招き猫


それにしても、先輩の皆さんが親切で感激しました。
あっちからこっちから、お助けの手やら言葉やらがあって、
なにもわからず「とにかく行ってみよう」と参加した者にとって、
こんな嬉しいことはありませんでした。
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