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達也さんは28年ぶりに「真珠の耳飾りの少女」にご対面です!

2012/ 08/ 26
                 
   フェルメール「真珠の耳飾りの少女」鑑賞記

                   澤田 たつや


小生の手許に一枚の美術展入館の半券が残されている。
それは、1984年(昭和59年)に国立西洋美術館で
開催されたマウリッツハイス美術館展の半券である。

            モナリザ


タイトルは、「レンブラント・フェルメールとオランダ絵画の黄金時代」
となっており、チラシには珠玉の名品「青いターバンの少女」が
出展されていると書かれていた。

しかし、この展覧会については、レンブラントの「自画像」と
フランス・ハルスの「笑う子供」の二作品が印象に残っているが、
フェルメールの「青いターバンの少女」を見たのか見なかったのか、
まったく記憶にないのである。

因みに、現在「真珠の耳飾りの少女」と言われているこの名品は、
当時は「青いターバンの少女」と言われていた。
 
さて、前書きが長くなったが、このたび28年振りに
マウリッツハイス美術館展が東京都美術館で開催され、
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が展覧会の
目玉絵画として大いに宣伝されている。

そこで今回は、この「真珠の耳飾りの少女」に
焦点をしぼって行くことにした。

午前8時30分に美術館に着いたら、
すでに50人位の人が並んでいた。

しかし開館入室は、ほとんど待つことなくスムーズだった。
すでに入室していた人達は、最初の絵画から順番に
鑑賞していたが、小生はすべてパスして
「真珠の耳飾りの少女」の展示室へ直行した。

エスカレーターで昇って入室したら、少数の鑑賞者が
いるのみであった。美術館では、超人気の
「真珠の耳飾りの少女」についてのみ、一列に並んで
この絵の前を流れるように通過させる仕組みになっていた。

しかし好運にも鑑賞者が進む通路の外側の仕切りの一番前に
立つことができた。真正面に「真珠の耳飾りの少女」があり、
じっくりと鑑賞することができた。

         31EzLJHpXPL[1]


まず目に飛び込んできたのは、輝くばかりの
耳飾りの真珠であった、肩越しに親しげな、
まなざしを投げかける少女はとても愛らしい。

そして、澄んだブルーと輝く黄色の対比によって
神秘的な効果をただよわせているのであった。

5分いや10分か至福の時間を味わっていたが、
そろそろ後ろの人に場所をゆずるべきと、
そこから立ち退いたのであった。
                        
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